おかやまコープ津山配送センターは、機能性と快適性を両立した物流施設として計画されました。
プラットホーム下には、意匠性に優れた片持ち構造の大庇を採用し、建築全体の印象を引き締めながら、実用性も兼ね備えたデザインとしています。この庇の下では、天候に左右されることなくスムーズに配送準備を行えるよう配慮されており、作業の安全性と効率性を高めています。また、正面の道路側からは設備機器が目立たないよう配置に工夫を凝らし、景観への配慮も忘れていません。
1階の荷捌場については、従業員の作業環境に配慮した動線計画を重視し、無駄のない移動とスムーズな作業を実現。大型車両と配送車両の動線を明確に分離することで、安全性と効率性を両立させた合理的なレイアウトとなっています。
館内には、従業員が安心して休憩できる食堂を設けており、憩いの場として心身をリフレッシュできる空間としました。また、調理室にはオーダーキッチンを導入し、日々の食事の準備をより楽しく、快適に行える環境を整えています。
こうした工夫を通して、おかやまコープ津山配送センターは、働く人々にとっても訪れる人々にとっても、快適で機能的な施設となることを目指しています。
■工事場所
住居表示：津山市下横野2349
工事種別：新築
主要用途：工場（配送センター）
■建物概要
構造：鉄骨造
階数：2
建物高さ：10.36ｍ
建築面積： 2,013.71㎡
延床面積：3,049.99㎡